【シリーズ「葬儀の準備と費用対策」第2回】葬儀費用の相場と内訳を知る
こんにちは、終活アドバイザーのマコトです。私は10年間、葬儀社で現場の仕事に携わってきました。その経験をもとに、終活初心者の方にもわかりやすくお伝えする「葬儀の準備と費用対策」シリーズ、今回は第2回目となります。
第1回では、葬儀準備を早めに始めることの大切さについてお話ししましたが、今回は「葬儀費用の相場と内訳を知る」がテーマです。この記事を読んでくださっているあなたが、少しでも安心して終活を進められるよう、やさしく丁寧に解説していきます。

1. 葬儀費用はどのくらいかかるの?
「葬儀にかかる費用って、結局どれくらい?」という疑問をお持ちの方は多いです。結論からお伝えすると、一般的な葬儀の費用は以下のような相場となっています。
- 家族葬:約30万円〜80万円
- 一般葬:約100万円〜150万円
- 直葬(火葬のみ):約10万円〜30万円
もちろん地域差や選ぶ葬儀社によっても金額は前後しますが、これが全国的なおおよその目安です。大切なのは、「自分たちの希望に合った無理のない範囲での葬儀プランを選ぶこと」です。

2. 葬儀費用の主な内訳とは?
「費用が高いって聞くけれど、何にそんなにお金がかかるの?」という方も多いでしょう。ここでは、葬儀費用を大きく4つに分けてご説明します。
1. 葬儀の基本プラン費用
これは、葬儀式そのものにかかる費用です。祭壇、棺(ひつぎ)、遺影写真、司会進行などが含まれます。プランによって内容が変わりますが、全国一律定額制のプランを提供している業者を選べば、費用が明確で安心です。

2. 火葬費用・式場使用料
火葬を行うための料金や、葬儀を行う式場の利用料が含まれます。自治体によって火葬料金が異なり、民間の式場を利用する場合は費用も高くなる傾向にあります。
特に東京都は火葬費用が高騰しており、10万円前後かかる場合もあります。お住まいの自治体の火葬場をよく確認しておくとよいでしょう。
また、火葬費用や火葬斎場の利用料は葬儀前や利用申込みの際に支払わなければならない場合も多くあります。現金をある程度用意しておくとよいでしょう。
3. 飲食接待費・返礼品費用
参列者にお出しする食事や、お返しの品(香典返し)などにかかる費用です。人数に応じて大きく変動します。
予算を抑えたい場合は、シャディのギフト
などのネットギフトショップを活用すると、比較的安価で品質の良い品を選べます。

4. 宗教者へのお礼(お布施など)
お坊さんなど宗教者にお渡しする「お布施」は、実は明確な金額が決まっていないことが多く、悩む方も多いです。
相場は3万円〜20万円程度ですが、お布施定額サービスの葬儀紹介サイトを利用することで、安心して金額の目安を知ることができます。

3. 葬儀費用を抑えるコツとは?
葬儀は「安ければ良い」というものではありませんが、ムダをなくすことで費用を抑えることはできます。ここでは、費用を抑えながら満足のいく葬儀を行うためのコツをお伝えします。
- 複数の葬儀社を比較する:サービス内容や料金は業者によって大きく異なります。全国一律安心価格の葬儀プラン
を提供する業者を使えば、安心できる価格で葬儀ができます。
- 事前相談を活用する:生前に相談しておくことで、希望に合ったプランを選びやすくなります。
事前相談は無料で受けられる業者も多いです。⇨【事前相談無料受付サイト】 - 家族で話し合っておく:家族間で話し合うことで、「どんな葬儀にしたいか」が明確になり、ムダな費用を防げます。
4. 葬儀保険や積立サービスも検討を
急な葬儀に備えて、【終活と相続のまどぐち】を利用する方も増えています。しっかり相談しておくことで「もしもの時の安心」を確保できます。
保険は「使わなかったら損」と思われがちですが、終活の一環として「自分のため」「家族の安心のため」と考えれば、とても有効な手段です。

5. まとめ:相場と内訳を知ることで、安心して準備ができる
葬儀費用は決して安いものではありませんが、相場を知り、内訳を理解することで、必要な準備と対策が見えてきます。
この記事で紹介した内容を参考に、少しずつでも準備を進めていただけたら嬉しいです。そして、家族の負担を減らすためにも、早めの情報収集と比較検討をおすすめします。
次回の第3回では、「葬儀の種類と選び方|仏式、神式、無宗教葬など」をテーマに、葬儀スタイルについて詳しく解説していきます。ぜひご覧ください。


コメント