【シリーズ「遺品整理とデジタル遺品の整理法」:第7回】遺品整理のコストを抑えるには?
こんにちは、マコトです。葬儀社で10年間勤務し、終活の重要性について多くの方々と向き合ってきました。
今回は「遺品整理のコストを抑える方法」についてお話しします。突然の別れに備えて終活を始める方も増えてきましたが、遺品整理には思った以上の費用がかかることがあります。
そこで、できるだけ費用を抑えつつ、無理なく遺品整理を進める方法をご紹介します。
本記事は、全8回のシリーズ「遺品整理とデジタル遺品の整理法」の第7回目となります。

遺品整理のコストとは?
遺品整理の費用は、家の大きさや物の量、また整理する品物の内容によって大きく異なります。
特に家族が多い場合や、長年住んでいた家では物が膨大になるため、整理にかかる時間や労力も増します。
また、業者に依頼する場合、その料金も種類によってさまざまです。
では、どのようにしてコストを抑えつつ効率的に遺品整理を進めることができるのでしょうか?
これからいくつかの方法を紹介します。
遺品整理のコストを抑えるにはどうすればいいの?
1. 自分で整理をしてみる
遺品整理の費用を抑える最も効果的な方法の一つは、自分で整理を始めることです。
もちろん、すべてを一人でやるのは大変ですが、少しずつ進めることでコストを抑えることができます。
まずは、整理する物をカテゴリーごとに分けてみましょう。
例えば、衣類、書類、家具、家電などに分けて、それぞれの処理方法を考えると効率よく進められます。
また、家族や友人に手伝ってもらえる場合は、その協力を得ることもコスト削減につながります。
整理する際には、リサイクルショップやフリマアプリを利用して不要な物を売却することも可能です。
不要な家具や家電を売ることで、少しでも費用を抑えられるでしょう。

2. 不要なものを早めに処分する
遺品整理の中で重要なのは、まず不必要なものを早めに処分することです。
この作業はコストを抑えるための第一歩です。
家族や親戚の間で「これはもう使わない」と思うものを取り分けて、早めに処分しておきましょう。
大きな家具や家電、衣類、書類などは、捨てる前に「まだ使えるかも」と思ってしまうことがありますが、無駄に物を増やさないよう心がけることが大切です。
不要なものを早めに処分することで、後の整理が楽になりますし、費用を抑えることにもつながります。
また、粗大ゴミの処理や不用品回収業者の利用も、必要な場合に限りで費用を抑える方法を考えましょう。
3. 専門業者を使う際は費用を比較する
専門業者に依頼する場合、費用の相場を事前に調べておくことが重要です。
遺品整理業者は、サービス内容や料金体系が業者によって異なります。
そのため、複数の業者から見積もりを取り、比較することをおすすめします。
また、業者によっては「追加料金が発生する場合がある」といったケースもあるため、契約前にしっかり確認することが大切です。
特に、大手業者ではなく地域密着型の小規模な業者を選ぶことで、コストを抑えられる場合もあります。
いろいろな業者に見積もりを出してみるのもよいでしょう
【遺品整理110番】やTIME GRACE GINZA
などを利用するのもオススメです。
4. 不用品をリサイクルする
リサイクルショップを利用することで、使える物を再利用してもらうことができます。
例えば、家具や家電、衣類などはリサイクルショップやフリマアプリに出すことで、引き取ってもらうことができます。
これにより、処分費用がかからず、かつ少しでもお金に変えることができるので、コスト削減につながります。
さらに、オンラインフリーマーケット(メルカリやラクマ)を使うと、引き取り手を見つけやすくなります。

5. 時期を選んで整理を進める
遺品整理を行う際、時期によって費用を抑えることができることがあります。
例えば、年末や年始は業者の利用が集中しやすく、料金が高くなる場合があります。
一方で、閑散期の時期に依頼することで、費用を抑えられる場合があります。
また、連休前などの時期は避け、なるべく安い時期に整理を進めることをおすすめします。
時期をうまく選んで遺品整理を行うことで、コストを削減できます。
まとめ|コストを抑えて遺品整理を進めよう
遺品整理のコストは、整理方法や業者の選び方、時期などによって大きく異なります。
できるだけ自分で整理を進め、不要な物を早めに処分することで、コストを抑えることができます。
また、リサイクルやフリマアプリを活用することで、無駄に費用をかけずに整理を進められます。
もし業者に依頼する場合は、複数の業者を比較し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
今回はコストを抑える方法についてお話ししましたが、次回は「専門業者を利用する際のメリットとデメリット」について詳しくお話ししますので、そちらもぜひご覧ください。


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