終活って聞いたことありますよね
「終活(しゅうかつ)」という言葉を耳にしたことがある方は多いと思います。
みなさん、どんな印象をお持ちですか?なんとなく「人生の終わりの準備」とイメージしている方がほとんどではないでしょうか。
実はその通りで、終活とは「人生の最期に向けて、自分の希望や思いを整理していく活動」のことです。
もっとやさしく言えば、「自分の人生を振り返りながら、これからどう生きていきたいか、そして旅立つときに周りに迷惑をかけないように準備しておくこと」です。
なぜ終活が必要なんでしょうか?
終活は決して高齢者だけのものではありません。
最近では40代・50代から始める方も増えており、「元気なうちに考えておきたい」という方が多くなってきました。
終活をすることで、以下のようなメリットがあります。
- 自分の希望を整理でき、気持ちがスッキリする
- 万が一のとき、家族の負担を減らすことができる
- これからの人生をどう過ごすかを見直すきっかけになる
たとえば、「延命治療はどこまでしてほしいか」や「お葬式はどんな形にしたいか」「持ち物は誰に託したいか」など、いざというときに家族が迷わず対応できるようになります。
終活って何をするの?
終活と一言でいっても、実はやることはたくさんあります。
ですが、すべてを一気にやる必要はありません。少しずつ、自分のペースで始めることが大切です。
よく取り上げられる終活のテーマは、次のようなものです。
- エンディングノートを書く
自分の希望や連絡先、家族へのメッセージなどをまとめるノートです。 - 身の回りの整理(生前整理)
大切なものと不要なものを分けて、心も身の回りもスッキリします。 - 葬儀やお墓の希望をまとめる
どんな形がよいかを事前に考えておくと、家族も助かります。 - お金や保険の見直し
貯金や保険、年金などの情報もまとめておくと便利です。
もちろんこれ以外にも、終活のテーマはたくさんありますよ。
終活、何から始めればいい?
終活初心者の方におすすめなのは、まず「エンディングノート」を1冊用意することです。
最近では本屋さんやインターネットでも、書きやすいノートがたくさん売られていますし、無料テンプレートを使ってもOKです。
すぐにすべてを書こうとせず、気になったページから少しずつ書いてみてください。
たとえば、「家族へのメッセージ」や「好きだったことの思い出」など、書いていくうちに気持ちが整理されていくのを感じると思います。
また、思い出の写真をアルバムにまとめたり、通帳や保険証券の置き場所を整理したりするだけでも、立派な終活の第一歩です。
まとめ:終活は「人生を前向きに生きるための準備」
終活というと、なんとなく「死」のイメージが強くて不安に思われがちですが、実は「これからを自分らしく生きるための前向きな準備」です。
家族にとっても、自分自身にとっても、終活は大きな安心につながります。
このブログでは、10年以上葬儀の現場に携わってきた私の経験をもとに、わかりやすく終活のことをお伝えしています。
ぜひ、無理なく少しずつ、自分にできることから始めてみてくださいね。
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