エンディングノートってどんなもの?
エンディングノートとは、自分の思いや希望、大切な情報などを一冊にまとめておくノートのことです。
「万が一のときに家族が困らないようにするためのノート」と言えば、わかりやすいかもしれませんね。
遺言書のような法的効力はありませんが、エンディングノートがあるだけで、残された家族の不安や負担はぐんと減ります。
最近では40代・50代から準備を始める方も多く、「自分らしい人生の締めくくりのため」に活用されています。
なぜエンディングノートが必要なの?
私たちは、いざというときのことをつい後回しにしてしまいがちです。
でも、実際にもしものことが起きたとき、家族が困る場面はたくさんあります。
- どこに何があるのか分からない
- 誰に連絡をすればいいのか分からない
- 本人の希望が分からず判断できない
こうした「情報の空白」を少しでも減らすことが、エンディングノートの大きな役割です。
また、自分自身にとっても「これからの人生をどう生きるか」を考えるきっかけになります。
エンディングノートに書く内容って?
エンディングノートに決まった書き方はありません。自由に、自分らしく書いて大丈夫です。
以下のような内容を項目ごとに少しずつまとめていくとスムーズです。
- 基本情報
名前、生年月日、住所、連絡先 など - 家族・親戚の情報
関係や連絡先、伝えておきたいこと - 医療・介護の希望
延命治療や介護についての考え - 葬儀・お墓の希望
どんな葬儀を希望するか、お墓のこと - 財産や保険の情報
通帳や保険の場所・内容 - 大切なものやメッセージ
思い出の品、家族への言葉など
すべてを一気に書く必要はありません。
まずは「家族への手紙」など、書きやすいところから始めてみましょう。
おすすめの書き方と続けるコツ
エンディングノートは完璧を目指さなくてOK。
思い立ったときに少しずつ書き足していくのが長続きのコツです。
以下のような流れで進めるのがおすすめです。
- 市販のエンディングノートや無料テンプレートを用意する
- 書きやすい項目(家族・連絡先など)から埋める
- わからない部分や迷う項目は後回しにする
- 年に1回など、定期的に見直す
もし書くことが難しく感じたら、パソコンやスマホでメモしておくだけでも立派な第一歩です。
注意点と保管のポイント
書いたエンディングノートは、すぐに取り出せる場所に保管しておくのが大切です。
せっかく書いても、家族が存在を知らなかったり、見つけられなければ意味がありません。
以下のような場所がおすすめです。
- リビングや寝室の引き出し
- 大切な書類をまとめたファイル
- 家族に保管場所を伝えておく
また、定期的に見直しをして、最新の情報を反映させることも大切です。
まとめ:エンディングノートは未来への贈りもの
エンディングノートは、自分自身のためでもあり、大切な人たちのためでもあります。
「もしものとき」に備えることは、けっしてネガティブなことではありません。
自分の気持ちを整理し、これからを前向きに生きるためのきっかけとして、ぜひ今日から少しずつ始めてみてください。
ご参考にオススメの市販エンディングノートをご紹介しますね。
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