高齢の親にエンディングノートを書いてもらうには?やさしく伝える5つのコツ
「親にエンディングノートを書いてほしいけれど、どう切り出せばいいかわからない…」
そんなお悩みを抱える方は少なくありません。
この記事では、終活初心者のご家族に向けて、高齢の親にエンディングノートをすすめる際のやさしい声かけや、話しやすいタイミング、選ぶべきノートの特徴など、5つのポイントに分けて丁寧に解説します。
あわせて、書きやすくて人気のおすすめエンディングノートもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
1. 「死ぬ準備」ではなく「人生の整理」として伝える
エンディングノートと聞くと、多くの方が「縁起でもない」「まだ早い」と構えてしまいがちです。
でも、実際のエンディングノートは、病気や災害など、もしものときに備えるための“家族思い”の道具です。
まずは「終活」や「エンディングノート」という言葉を避けて、「元気なうちに今の気持ちや希望を書き残しておくと安心だよ」とやさしく伝えてみましょう。

2. タイミングは「会話がゆったりできる日」がベスト
忙しい日や、体調がすぐれない時に終活の話を切り出すと、相手の心にも負担をかけてしまうことがあります。
理想的なのは、家族で穏やかに過ごしている休日や、お盆・年末年始の帰省時など。
「ちょっとテレビで見たんだけど、エンディングノートって知ってる?」と、世間話のように自然な話題として出すのがポイントです。
3. 一緒に見ながら「これなら書けそう」と感じてもらう
エンディングノートを手に取っても、「こんなにたくさん書くの?」「面倒くさそう…」と感じる方は少なくありません。
そこでおすすめなのが、わかりやすく、書きやすい紙タイプのエンディングノートを用意して、一緒にページを開きながら眺めてみることです。
以下のような初心者向けのノートであれば、「これならできるかも」と前向きな気持ちになりやすいです。
✅ 初心者にも人気!やさしく書けるエンディングノート
- 父よ!母よ!これだけは書き残してくれノート
記入欄が明確で、わかりやすく読みやすい。親世代に人気の1冊です。 - 60歳からのエンディングノート入門 わたしの葬儀・法要・相続
年輩の方でも無理なくかけるエンディングノートです。
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1冊を共有しながら、「これ、私も書いてみようかな」と巻き込むような会話にすると、親御さんも安心します。4. 「全部書かなくていいよ」とハードルを下げるエンディングノートは、完成させることよりも「書き始めること」が何よりも大切です。はじめから全て埋めようとせず、「自分史だけ」「介護や医療の希望だけ」「伝えたい言葉だけ」など、書きやすい部分から始めるようにすすめてみましょう。
「間違ってもあとで修正できるよ」「自由に書いていいんだよ」と伝えると、心理的な抵抗が和らぎます。5. 親の気持ちに寄り添い「ありがとう」の姿勢を忘れずに
終活やエンディングノートは、親の人生と向き合うきっかけでもあります。
無理にすすめるのではなく、「お父さん(お母さん)の気持ち、大事にしたいから知っておきたいんだ」というスタンスで寄り添うことが何より大切です。ノートを書き始めたら、「ありがとう、助かるよ」と感謝の言葉を伝えましょう。
それが書くモチベーションにつながり、親御さん自身も「自分の気持ちをきちんと伝えておきたい」という前向きな意識に変わっていきます。まとめ|エンディングノートは家族の安心の種まき
エンディングノートは、単に情報を残すだけでなく、家族の「ありがとう」を伝えるための橋渡しでもあります。
「もしものときに、家族が困らないように」という親のやさしさを形にするためにも、無理なく自然な形ですすめていきましょう。まずは書きやすい1冊から
人生の終わりを考えることは、「今をどう生きるか」を考えることでもあります。
親子で一緒に、大切な準備を少しずつ始めてみませんか?
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